カイエ

雑感や仮想

予感

いつかは音もなく 羽のような軽さで

北の方へ向かう 雪の花が舞い散る

 

間違い探しを 続けるのに飽きても

答え合わせは 永遠にできなくて

 

うつる心たゆまぬように 僕は背中を触る

これが進む道だとは 誰もわからないままで

 

いつかは息もなく 水のような仕草で

地下の方へ向かう 闇の中辿り着く

 

埋め合わせを 勘違いにまかせて

いたちごっこが 永遠に終わらない

 

流す涙止まらぬように 僕は頭を叩く

これが生きることだとは 誰もわからないままで